2017.2.4会社のこと
昭和鋼機株式会社
代表取締役 辻 孝太郎です。
弊社は、現場での作業が多い仕事です。
工務課という部署は、朝7時の早出出勤と8時の定時出勤とがあり、
社員さん達は、大体10分前には、朝礼のため自分の席につき、談笑したり、
今日の作業内容の話をしたりしています。
そこによくギリギリ滑り込んでくる社員がいます。
上司が「もう少し早く来なきゃ駄目じゃない」と言うと、
「まだ数分ある」とか「遅刻じゃない」とか
持論を展開する。今朝、7時前に朝礼に出てみると、その社員がまだ来ていない!
上司が携帯で連絡すると「今起きました」との返事があったそう。
私は昔、社員さんが遅刻してくると頭ごなしに叱りつけていました。
しかし、遅刻するには、何か訳があるのだろうと考えるようになり、最近は話を聞くようにしていますが、
今日は、少し強く注意しようかと思い、その部署の責任者に「今日は注意するよ」というと、
「最近は10分前にちゃんと来ていますよ」という。
直属上司に「彼にどのような話をしているのか」と尋ねると
「当たり前のことが出来ないだけ、君は、8時の電車に乗るのに、8時に来るのか」
と諭しているという。
そういった人間模様が毎日繰り返されているのだと、感心したりしているうちに、
結局、今日も注意できずに時間が過ぎてしまった。
人は、一人で生きているのではなく、何をするのも必ず誰かとかかわりを持って生きている。
ましてや仕事となると、チームで動くわけで、一人が遅刻すれば、皆、彼がどうしたのか心配するし、
心が動揺する。
すっきりした気持ちで一日スタートできない、待たされた気持ちになって、行動して頂きたいものだ。