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CASE STUDY活用事例

チェーンコンベアの点検

関東事業所の三與木(みよき)です。

先日、弊社お客様の工場にてチェーンコンベアの点検を行いました。

据付をしてから長い年月が経過しているので、本腰を入れて詳細に点検をさせて頂きました。

電源を落としフタを外した状態です。

コンベアチェーンの点検から入ります。

構造としてはプレート内側にローラーがあり、そのローラーがコンベア内のレールに沿って動いていきます。

ローラー、レール共に使用頻度に比例して摩耗していきます。

ローラー単体で摩耗の少ない箇所、摩耗の多い箇所の径を計測していき記録します。

念の為プレートの摩耗も計測しましたが、どのポイントも厚みが変わらないので摩耗はない様です。

1本のコンベアだけでもローラーが原型を留めていない箇所を何点か確認。

チェーンが傾いて蛇行している為、変摩耗が発生して更に傾きが酷くなっていました。

ここまでくると「キィーキィー」異音が凄いと思われます。

羽根部分も底面に干渉している様で、明らかに摩耗しています。

側面も同様に摩耗していました。

駆動部やチェーンの折り返し部分も見える範囲で点検を行い、動作確認を行います。

コンベアチェーンの張りも甘かったので、蛇行調整も含めて行いましたが焼け石に水といった所で

多少改善された程度です。

これで1本のコンベア点検が終了となります。

全てのコンベア点検を行い、後日に点検表を作成します。

こちらは点検表の一部です。

この他に計測箇所の数字、コンベア毎の摩耗量、画像を一通りまとめて、どのコンベアを優先的に

整備していくかというご提案をさせて頂きます。

通常は設備を休止させる事ができませんので、この様な点検を行う事で突然の故障による休止を防止し

計画的なメンテナンス計画がご提案可能となります。

点検をした記憶が無い、または何年もメンテナンスを行っていない設備が御座いましたらご相談頂けると幸いです。

 

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