2020.5.7学生のみなさまへ
こんにちは、「便利で万能な設備屋」こと
昭和鋼機株式会社 辻 孝太郎です。
現在の状況下、いろいろと不安を抱えておられる方も多いことでしょうね。
こんな時だからこそ、一度、これまでの人生を振り返ってみる
今後の人生設計をしてみるといった、よい機会ではないでしょうか?
長文となりますが、私が社会に出てからの人生を振り返ってみます。
20代はただ仕事が覚えたくてがむしゃらに仕事をしていました。
人より劣っている部分を補うには、夜か休みに学ぶしかありませんでした。
もちろん、趣味や遊びも欠かせませんでした。
先を見据え人生設計も考えて目標をもって充実した日々を送っていました。
目標は「20代で結婚。30代で家業に戻る、30代後半で経営者になる。」といった目標です。
30代は予定通り結婚をし、家業(昭和鋼機)に戻り、がむしゃらに仕事を覚えました。
休みや金のことなど考える暇もありませんでした。
社会はバブル崩壊の余波を引きずりながら、ITバブル、同時テロと不安定な時代が続いていました。
ただ家族を養い、些かの楽しみと、会社のために何をすべきかばかり考えていました。
~会社の人材に対する不安と迷い~
ふと立ち止まり30代の中頃、周囲を見渡した時に、
自分と同年代や、年下の社員がまわりに少ないということに気づかされました。
「このままでいくと、会社が立ちいかなくなる」という心配が芽生えてきたのがこの頃です。
しかし、当時の自分ではその状況を変える権限はなかったので、
少ない若手社員を励ましながら会社を辞めさせないように努めていました。
一方で、目上の人と話をする機会が増えて来て、自分のボキャブラリーではマズイと気づき
新聞、読書、業界の事を勉強し、知識を蓄えていきました。
さらに30代後半頃からは「会社とは」、「経営とは」、といった書物にも目を通すようになりました。
しかし、驕りがあったのでしょうね。
このままこの会社に居ても、自分の思うようにならないと
別の道にすすむことを考えた時期がありました。
この頃は、まだミドルの人材採用が、今ほど盛んでなかったこと
自分自身に人材としての魅力がなかったこと
フリーランスで事業を立ち上げる勇気がなかったこと
いろいろな方の意見や、助言を聞かせて頂けたこと
などの結果、改心して会社に残ることを決めました。
40代になり突然、社長の椅子がまわってきました。
30代に備えていたことが役立ち、会社の仕組みや、
経営についての「い・ろ・は」の「い」は少しは理解している状態でした。
私が30代に抱いていたこと。
「会社の存続」という課題に向けて舵を切り始めました。
それは「採用」です。
~周囲を変えるにはまず、自分自身から~
採用に力を入れて社員を採用しても、すぐに退職される。
そして、また採用するといったことを繰り返しながら
「どうして、社員が退職するのだろう」と考えているうちに、
働く環境、労働条件を整えることが重要であると気づきます。
周囲を変革するには、先ずは自分が変らなければならないということに気づき、
少しずつですが私自身の自己変革、社内改革を行なってきました。
そうした取り組みを続けていると次第に幹部が助けてくれるようになり、
若い人達が、育つ土壌が徐々に出来上がってきました。
ここ最近の話です。
さらにより良い職場環境、社内風土を築くため、
まずは社長である私自身が現在も自己改革し続けております。
~未来を見据えた経営計画の本格始動~
この時代はリーマンショックや東日本大震災が、経済を寸断し、日本国民の生命や生活を脅かしました。
古くからいる社員さんには、ずいぶん苦労をおかけしたと、感謝の念に堪えません。
49歳で完全に、事業承継が完了し、経営指針書という事業計画を立て
将来のありたい姿を描きながら、経営者として再始動しました。
50代の現在は、次の世代のリーダーを、どう育てていこうか考える毎日です。
現在の幹部は、私と共にいずれ引退してしまいます。
寂しいですが仕方ありません。
次の世代は、40代から30代後半の方たちにバトンを渡さなければならないのですが
長い目で考えると、更に、私よりふた回り前後の若い人達を、次の次の時代のために
仕込んでいかなければ、原酒がなくなり販売を断念したウイスキーのような状況になってしまいます。
大企業と違って中小企業の場合、ゲームセットになってしまいます。
また、現在の事業内容も見直していかなければならない時期に来ています。
ここからは将来の事ですが大きく以下のような目標を立てています。
・60代 バトンを引き継ぐ準備期間
・70代 タスキを渡し引退
人生について、将来を思い描き、バックキャスティング(巻き返す)して
考えてみると、今やるべきことが何か少し見えてきます。
このように、10年ごとに大きな変化を繰り返しながら、あっという間の30年でした。
諸先輩方を拝見していると、若いころに苦労を買って出た方が、今の時代を支えているようです。
ただ、一生懸命に仕事をしてきただけでなく、一時的な困窮を厭わず、困難に立ち向かった方々です。
コロナ禍の時にあっても、おそらく何とか乗り越えていかれるでしょうね。
今後時代が変わって、AIやIOTが格段に進歩していくでしょうが、困難を克服するのは人間です。
どうにかなる、生きていれば、食べていれば、何とかなると思い、
今後、数年の困難を克服していくしかありません。
私の経歴が皆様の人生にとって何か参考になれば幸いです。
私からお伝えできる大切な点は以下のようなものがあります。
・自分自身を変革し、変わり続けること
・周囲への感謝の念を忘れない
・困難に遭遇しても、常に未来を見据える
コロナ禍の最中、誰しも辛い状況であると推察いたします。
だからこそ「今できること」に着目し、苦難を乗り越えていくことが大切だと考えます。
もし、現在職や仕事を無くしてしまった方、私の考え方に賛同できる方は、
一度弊社の門を叩いてみて下さい。
しかし、老婆心ながら申し上げますと、今の仕事を放り出して来られる方は、来ないで下さいね!
そういう方は、今がチャンスです。そこで頑張ってみて下さい。やがて道がひらけますよ。
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